「チャオコーココナッツミルク」はカルディなどでも売っている定番のココナッツミルクですが、実は紙パックと缶では味・色などの中身が違うんです。
お菓子作り、料理に向いているのはどちらなんでしょうか?
それぞれの特徴を比べてみました。
チャオコーココナッツミルク 紙と缶の違いは?

「チャオコー ココナッツミルク」は高品質で世界的に広く人気のあるタイ産のココナッツミルク。
カレーや煮込み料理からお菓子作りまで、幅広く使える植物性のミルクです。
日本で売られているココナッツミルクの中でも定番の部類に入る人気商品で、カルディやアマゾン、富澤商店(TOMIZ)などで購入することが出来ます。
パッケージは缶(400ml)、紙パック(250ml)の2種類あります。
紙パックと缶の違いはあるの?
実は、紙パック入りと缶入りで違いがあるんです。
【チャオコー ココナッツミルク 缶】とは製造工場と製法(主に殺菌方法)が異なります。殺菌が短時間(缶:116℃で90分間、紙パック:135℃で4秒間)の紙パックの方が風味が強く残ります。
カルディ 商品ページより
長期保存の目的でしょうか、缶の方が殺菌時間が長いんですね。
一方紙パックの殺菌時間はわずか4秒です。
殺菌時間の差で品質にどれくらい差が出るのか?見てみましょう。
原材料の違い


紙パック:ココナッツ、乳化剤
缶:ココナッツ、酸化防止剤(クエン酸)
紙パック入りの方は乳化剤という水と油が混ざりやすくするものが入っているので、分離しにくくなめらかになりますね。
色の違い?

色は紙パック入りが牛乳のような綺麗な白ですが、缶入りの方は少しグレーがかっています。
味の違いは?

紙パック入りの味は、ミルキーでコクのある、フレッシュな風味がします。
変なクセも全くないので素直に喉を通って行きます。
乳化剤の効果もあるのか、とてもなめらかな質感です。
ココナッツミルクのドリンクやデザートなどでイメージする通りのココナッツミルクです。

一方で缶入りの方は紙パックに比べると少しざらっとした質感で、お芋やインゲン豆を潰したようなほっくり感があります。
良い意味で風味が強いのですが、わずかにえぐみを感じます。
美味しいココナッツミルクですが、紙パックに比べると少しクセがあります。
ココナッツアイスで食べ比べ
味見をしたものの、ココナッツミルクってそのまま食べることはないですよね。
ココナッツアイスを作って食べ比べてみました。
写真左が缶入り、右が紙パックです。

やはり色は缶入りのものがわずかにグレーっぽいですね。
紙パック入りの方が真っ白でキレイな印象です。

缶入りの方は、砂糖を入れてもやはり風味が強く、少しえぐみが残っています。
ちょっとだけですが、ざらっとした食感があります。

紙パックの方は癖が全くなくミルキーで、質感もなめらかです。
ココナッツミルクプリンにしても美味しく出来そうです!

まとめ:それぞれの特徴と使い方
紙パック入りの特徴と向いている使い方

【特徴】真っ白な色と、クセのないミルキーなココナッツの風味が楽しめる
【向いている使い方】
- ココナッツプリン
- タピオカココナッツミルク
- コーヒーに入れて飲む
缶入りの特徴と向いている使い方

【特徴】グレーがかった色が特徴で、ココナッツの強い風味が楽しめる。缶切りが必要。
【向いている使い方】
- カレー
- パウンドケーキなどの焼き菓子
というわけで、上手に使い分けてみてくださいね〜。
Amazonで購入するチャオコー ココナッツミルク 400ml ×6個